友人や家族,恋人と待ち合わせをするとき,ある集合場所を決めて待ち合わせをします.私たち名古屋人の場合は,名古屋駅のJR桜通口前(通称:金時計)をよく集合場所にするのですが,すごい人混みで待ち合わせ相手が見つからないことが多々あります.相手が近くにいるのに見つけられない,こんなにもどかしいことはありません. そのような場面に陥った場合,皆さんならどうしますか?多くの人は電話やSMSなどで相手と連絡を取り合います.しかし具体的な位置を相手に伝えることは非常に困難です.そこで,現在は待ち合わせするためのアプリを利用する人も増加しています.
現在待ち合わせするためのアプリはいくつもリリースされています.地図上に相手の位置をリアルタイムで表示することで正確な位置を把握することができるアプリや,設定した目的地までの歩く方向を知るアプリなどがあります.しかしこれらのアプリでは私たちの問題を完全には解決できません. 多くの場合は,ある集合場所を決めて向かう,集合場所の位置が分からない場合はGoogleMapなどで経路を調べて向かいます.集合場所に到着してから「さあ探すぞ」となった時に,人が多くて見つからない,遮蔽物がいっぱいあってどこにいるのかが分からないといったことが起こります.こういった問題は,既存のアプリでは解決できません.
私たちのチームではこのような問題を解決するために,ARKitを用いて,「待ち合わせ相手の位置をARで知ることができるアプリ」を開発しました.アプリ上には待ち合わせ相手までの距離と矢印が表示され,それにしたがって進むことで待ち合わせ相手と巡り合うことができます.
私たちはARKitを用いて,待ち合わせ相手までの距離と方向をARで表示するアプリケーションを開発しました.待ち合わせ場所付近に遮蔽物がたくさんあったり,人混みがあるとき,待ち合わせ相手が見つかりにくいことがあると思います.そのような場面で私たちの開発したアプリを利用することで,この問題を解決することができます.待ち合わせ相手までの方向と距離が拡張現実空間に表示されるので,遮蔽物や人混みがある場合でも,迷わず巡り合うことができます.また待ち合わせ相手の頭上に3Dオブジェクトを表示させるるので,遠くからでも待ち合わせ相手の具体的な位置を特定することができます.
プロダクト名は「アランデブー」です.待ち合わせ相手に早く会いたいという意味を込めました.
待ち合わせ相手がいる方向と距離を,拡張現実(AR)空間に矢印を表示することができます.
「LINEBot」と開発したアプリケーションを連携させることで,LINEで待ち合わせを約束してから自然な流れでアプリを起動することができます.
待ち合わせ相手の頭上に3Dオブジェクトを設置することで,遠くからでも待ち合わせ相手を発見することができます.
待ち合わせ場所付近に遮蔽物がたくさんあったり,すごい人混みで待ち合わせ相手が見つかりにくいことが多々あります.そこで私たちの開発したアプリケーションを利用することで,遮蔽物や人混みがある場合でも待ち合わせ相手をすぐにみつけることが可能となります.また,LINEBotと開発したアプリケーションを連携させることで,LINEで連絡を取り合う最中に,自然な流れでアプリを利用することができます.
今回は,「待ち合わせ場所付近に到着した後に本アプリを利用すること」を制約条件として開発しました。しかし実際に待ち合わせする場合は,目的地までの交通手段や道順を調べることがほとんどです.そのため今後の展望としては,待ち合わせ場所付近まではGoogleMapのような道案内を行い,目的地付近に到着した後はAR表示に切り替えて利用するアプリケーションの開発を行おうと考えています.
- GoogleMapAPI
- LINEBot
- ARKit
- iOS端末(iPhone, iPad)
以下のことを調査,動作確認を行った
- 既存の待ち合わせアプリケーションの機能調査
- GoogleMapAPIの機能調査
- ARKitでの3Dオブジェクトの投影
- ARKitでの位置情報取得
- プロダクト名の決定
- GoogleMapAPIを用いた,待ち合わせ相手の位置情報の取得
- LINEBotと開発アプリケーションを連携するためのサーバ構築
- LINEBotにおけるクイックリプライの実装
- 待ち合わせ相手までの距離・方向を,拡張現実空間に矢印でAR表示
- アプリケーションのUI実装
- 開発プロダクトのロゴ作成
